大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校居住・建築システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 木質構造施工管理課題実習、施工実験、応用構造力学
課題に取り組む推奨段階 木質構造施工管理技術習得後
課題によって養成する知識、技能・技術

木質構造、壁倍率、耐震診断、基準耐力、基準剛性

製作の目的と概要

 木造の耐震設計において、耐震壁の量とバランスが重要視されています。
 しかし、南面に連続した開口部を設けた場合などは、壁量不足や剛性のバランス不良となります。
 そこで、開口部のたれ壁部分を補強することで耐力壁として評価できれば、全体の壁量を補うことができることや、既存住宅の耐震改修工事において、耐震診断の基準として評価することで、耐震補強方法としての活用を図ることを目的としています。

成果

 たれ壁部の補強として、片筋かい型・角補強型・鳥居型を検討し、柱の補強として米松柱(105×150)と杉2本柱を検討しました。この検討で、塑性率が最も大きい杉2本柱鳥居型について追加試験を行い、壁倍率で評価をしたところ1.02倍となりました。
 また、杉2本柱鳥居型の耐震診断における基準耐力は2.0kN/m、基準剛性は280kN/rad/mと評価することができ、耐震診断に基づいた耐震補強として活用できることがわかりました。