大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校生産システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械系:創造的開発技法、安全衛生管理、機械設計技術、機械加工技術、製品材料設計技術、CAD/CAM技術、計測技術、電気・電子系:マイコン利用技術、PLC利用技術、プリント基板設計技術、配線技術、アクチュエータ利用技術、安全衛生管理
課題に取り組む推奨段階 機械、電気電子系の 標準課題実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

「ものづくり」の全工程の生産管理を主体的に行う複合化した技術、技能及びその活用能力(応用力、創造的能力、問題解決能力、管理的能力)の実践力を身につける。

製作の目的と概要

 現在、株式会社荒井食品では漬物「サラダなす」を販売しています。この漬物に使用するナスの加工はほぼ手作業で行われており、一日の加工量は7〜10人で約3時間作業し、700〜1000kgfです。この加工を自動化し、生産効率の向上・人員削減を目的に自動皮むき装置の開発を行いました。
?ヘタ・果尻切断装置仕様・・・ヘタ、果尻を設定長で切断。
?皮むき装置仕様・・・皮を5箇所むきする。
?共通仕様・・・タクトタイムを1秒/1本以内とする。防水・防錆処理を施す。

成果

 製作後、両装置の評価試験を60本のナスで行いました。以下はその抜粋です。

1 ヘタ・果尻切断装置の評価試験結果
?ヘタ切断(切断誤差±3mm):達成率100%
 果尻切断(切断誤差±3mm):達成率100%
?タクトタイム:2.3秒/本
?ヘタ切断調整範囲:10〜68mm
?果尻切断調整範囲:17〜38mm
?加工可能なナスの寸法
 長さ:160〜230mm 太さ:直径20〜52mm

2 皮むき装置の評価試験結果
?5箇所むき:達成率100%
?皮むきの厚さ:2mm以内
?タクトタイム:2.8秒/2本
?加工可能なナスの寸法:長さ:80〜265mm 
 太さ:直径20〜55mm
 防水・防錆対策については、防水ボックス・防水コネクタを使用し防水対策を、耐食性のある材料を使用し防錆対策を行いました。
長ナス自動皮むき装置の開発(H19)の画像1
図1 加工後のナス
長ナス自動皮むき装置の開発(H19)の画像2
図2 ヘタ・果尻切断装置
長ナス自動皮むき装置の開発(H19)の画像3
図3 皮むき装置