大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校生産システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 RFIDシステム開発技法、監視カメラ制御技法、メールサーバ構築技法、パソコン制御技法、Microsoft,Visual C++.NET,とVisual C#.NETの統合開発技法など
課題に取り組む推奨段階 オブジェクト指向プログラミングC++とC#の基礎とWebカメラの制御技術基礎およびRFIDの基礎原理を習得した後
課題によって養成する知識、技能・技術

上記のWebカメラの制御技術とRFID制御技術の統合運用技術・技法およびMicrosoft,Visual C++.NET,とVisual C#.NETの連携プログラミングの構築技術・技法の習得

製作の目的と概要

 近年、児童を狙った犯罪事件が増加し大きな社会問題になっています。その多くは登下校時に発生していますが、不審者が学校に侵入する事件も少なくありません。現在、児童が事件に巻き込まれないための防犯対策として、携帯電話のGPS機能による児童の所在地確認をするサービスなどが行われています。しかし、電波が圏外のため使用できないことや、月々の使用料などコスト面での問題点から、まだ広く普及されていないのが現状です。
 そこで、個人認証と不正コピー防止に優れたRFID技術を用い、低コストの児童安全管理システムを開発することとしました。今回は低コストの機材を使い試験的なシステムの開発を行いました。
 本システムの構想は図1に示す通りです。まず、児童にICカードを配布し、児童は登下校で校門を通過する際、RFIDシステムにより児童の登下校時刻を確認メールで保護者に自動送信することと、ICカードを持っていない方が校門を通過するとき特別な警報を鳴らし、職員に注意を促すことです。

成果

RFIDによる児童安全管理システムの機能概要は下記の通りです。
(1) 児童が登下校で校門を通過する際、校門に設置されているRFIDリーダライタがICカードに記録されている情報を読み取り、児童の登下校時刻を把握し、確認メールを保護者に自動送信する。
(2) カメラで校門を常時撮影し、通常映像は3日間保存する。
(3) 校門を通過する際、ICカードをかざしていない人物を不審者と判断し映像を7日間保存すると共に警報を鳴らす。
(4) 運動会などの校内行事、台風などの災害時における全児童への一斉連絡をメールで行える。
RFIDによる児童安全管理システムの開発(H19)の画像1
図1システムの構想