大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械加工、材料、測定、設計・製図、数値制御、電子回路
課題に取り組む推奨段階 機械設計製図及び機械加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、主に工作機械の構造の知識や機械加工技術、電子回路技術の実践力を身につける。

製作の目的と概要

 本校の生産技術科の学生は機械加工を得意とし、制御技術科の学生は、メカトロ分野を得意としています。この2科の専門分野を用いて、グループ活動で機械装置の製作を経験することで、実践的ものづくりやコミュニケーション能力の大切さが理解できます。本課題では、卓上で扱える小型・軽量型のNCフライス盤を製作することをテーマとし、加工および制御技術の向上を目指しました。
 本課題は、以下の点を目標としました。
・Gコードによる制御
・樹脂、アルミニウムの加工が可能
・一人でも持ち運びが可能
・加工精度は0.05mm以内

成果

 今回の完成写真を図1、設計仕様を表1に示します。
XYZの駆動方式はモータ駆動とし、ステッピングモータを使用しました。装置の制御はパソコンの専用ソフトウェアからできるようになっています。モータの細かい設定や加工プログラムによる動作確認は、制御技術科の学生が担当し、本体の加工・組立は生産技術科の学生が作業を担当し、作業計画に沿って製作活動を行いました。
 組立後の調整作業では、不具合部分の洗い出し、解決の作業段取りをグループ内で話し合いながら進めました。完成後、実際にアクリルをテスト加工した結果、加工精度は±0.03mmの精度が得られました。また、重量も18kgとなり、目的どおり一人で持ち運びが可能となりました。
卓上CNCフライス盤の設計・製作(H19)の画像1
図1 完成写真
卓上CNCフライス盤の設計・製作(H19)の画像2
表1 設計仕様