大学校及び設置科 北海道職業能力開発大学校情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 データ構造・アルゴリズム、生産工学、ソフトウェア制作実習など
課題に取り組む推奨段階 自力でプログラム開発ができる学生
課題によって養成する知識、技能・技術

システム設計、プログラム開発、コンピュータ制御の実践力

製作の目的と概要

 RFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)は微小な無線チップ(IC タグ)に対して非接触で通信を行なう技術です。RFID の利用技術について様々な検討を行っていますが、本制作ではRFID の特徴の一つである複数のICタグの同時読み書きについての検討を行い、その動作を確認するとともに実用性を考察しています。また、汎用のデータ管理ソフトウェアとの連携についても検討を行いました。

成果

 本研究で用いた機器外観は写真1のとおりです。
 本研究ではマルチアクセスの例として、レジ会計システムを想定し、擬似会計システムを作製することで検証を行いました。また、汎用のデータ管理ソフトウェアの例として表計算ソフト(Excel®)を用いました。連携をスムースに行なうために、開発言語にはマクロ言語(Microsoft® Visual Basic® for Applications)を使用して、タグのRead/Write プログラム、会計処理プログラムなどを作成しました。
 IC タグに記憶させる情報は、商品ID、商品名、価格などです。まず、商品管理台帳のシートを作成し、そのデータにもとづき、同一商品について複数のタグに同時に書き込みます。これを複数の商品について行います。次にレジシステムとして、多品種の商品を想定した複数のタグから同時に読み込み、一覧・合計等を表示し、入金処理を行います。その結果を会計処理シートに書き込むとともに、商品管理台帳の更新を行います。
 この擬似会計システムにより、マルチアクセスの有効性と、汎用ソフトExcel® と連携の可能性について確認できました。
RFIDマルチアクセスの検証と表計算ソフト連携(H19)の画像1
写真1 実験に使用したRFIDシステム