大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校 附属滋賀職業能力開発短期大学校生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生、機械加工、測定、材料、力学、設計・製図
課題に取り組む推奨段階 機械設計製図、機械加工実習及び機械加工実験終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、主に工具に関しての知識、機械加工技術の実践力及び問題解決力を身に付ける。

製作の目的と概要

 切削加工時のトラブルのひとつに「びびり」があります。この「びびり」は被削物の仕上げ面、工具寿命に悪影響を及ぼし、一般的に加工能率を低下させる原因になっています。
 本課題では、加工時に工具径に対して突出し量が大きくなる場合が多い、内径切削用バイトについて、びびり振動を抑制する機能を付加することを目的とし、以下のとおり、総合制作実習を進めました。
1.びびり発生のしくみの理解
2.バイトの設計(基本形)
3.バイトの製作(加工用治具の製作を含む)
4.びびり抑制機能の付加
5.性能試験

成果

 基本形として、シャンク直径が12mmのバイトを製作し、それを元に、シャンクにスリット等の追加工を行うことで、びびり抑制機能を付加しました。(図1、表1参照)
 製作したバイトにより性能実験を行った結果、一定の条件下において、スリット等の追加工により形状によって悪化する場合もありましたが、びびり抑制の効果がある形状の存在が確認できました。(表2参照)
制振バイトの製作(H19)の画像1
図1 バイト各種(例)
制振バイトの製作(H19)の画像2
表1 バイト形状
制振バイトの製作(H19)の画像3
表2 突き出し量におけるびびりの有無