大学校及び設置科 中国職業能力開発大学校 附属島根職業能力開発短期大学校住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 木造建築物の材料及び構造の知識、耐震診断方法
課題に取り組む推奨段階 構造力学などの木構造、耐震診断手法の終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、実務的な耐震診断手法を身に付けます。

製作の目的と概要

島根県では、平成19年2月に耐震化の目標と耐震化を実現する施策を定めた島根県耐震改修促進計画を策定し、防災意識の向上と建物の耐震化の促進に取り組んでいます。その取組の一環として、平成19年度から「耐震改修モデル設計による地域学習会」を行っており、今年度は、ポリテクカレッジ島根の地元、江津市で行われました。この事業は、島根県から島根県建築士会へ業務を委託し、耐震診断・改修計画を行い、その結果を基に学習会を開催することで、耐震に関する理解・関心を深め、耐震化率の向上に資することを目的としています。この事業に総合制作実習課題として取り組み、実務者である建築士会会員と共に事業に参加することで、実務的な耐震診断手法や補強計画法などの習得を目的にしました。

成果

建築士会会員と共に2件の耐震診断現地調査と2度の地域学習会に参加しました。木造住宅における耐震診断、特に非破壊を原則とする一般診断においては、材料や工法を目視できない場合が多く耐震要素を特定できない場合がほとんどです。よって調査物件が建てられた当時の工法や材料の知識が必要であることがわかりました(写真1)。また、学習会では、ワークショップの進め方やこの地域の方々の耐震に関する意識を知ることができました(写真2)。これらの取組を通して、より実務に即した耐震診断業務の流れを取得しました。
実務的な耐震診断手法と耐震補強計画習得への取り組み −「耐震改修モデル設計による地域学習会」への参加を通じて−(H20)の画像1
図1 調査図面
実務的な耐震診断手法と耐震補強計画習得への取り組み −「耐震改修モデル設計による地域学習会」への参加を通じて−(H20)の画像2
写真1 間取り調査
実務的な耐震診断手法と耐震補強計画習得への取り組み −「耐震改修モデル設計による地域学習会」への参加を通じて−(H20)の画像3
写真2 学習会