大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 ソフトウェア制作実習、データ構造とアルゴリズム、ソフトウェア生産工学、工場内ネットワーク、生産データベース
課題に取り組む推奨段階 ソフトウェア制作実習?、生産データベース実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、システム設計技術、C++言語、データベース構築と運用管理、ネットワーク接続技術などの実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

昨今、雇用情勢が急激に悪化し、求人倍率の低下のみならず内定取消といった報道も目につき始め、学生の主要な関心事である就職についても、一抹の不安が漂い始めています。企業の採用枠が縮小していく中で、限られた優秀な人材のみ確保していこうとする傾向が強まれば、学生の就職活動はこれまで以上に厳しいものになっていくと思われます。こうした逆境を学生自身が乗り越えるためには、日々の教育訓練によって実践技術者としての素養を着実に身に付けていくことはもとより、自主的に各種の資格取得の勉強やSPI試験対策を
行うなど、就職試験を意識した努力も、これまで以上に大事になってくるのではないかと思います。
本課題テーマは、学生が限られた短い時間の中で、自主的に資格取得やSPI試験対策などの勉強を行い、効果的に学習成果を高めていくための支援ツールとしてとして考案されたアプリケーション(以下APと略す)です。開発はC++言語 を用いてWindows(R)上の統合開発環境で制作を行い、以下に示すような特徴を持たせました。
 ・自分のペースで学習を進められるスタンドアロンモード利用。(ネットワーク環境不要)
 ・同じ目的の他者と競い合いながら学習できるネットワークモード利用。(対戦ゲーム感覚)
 ・学習成果を確認できるスコア機能、使用者全員のランキング機能。(モチベーション維持)
 ・苦手な問題を抽出する自動問題選択機能。(反復練習効果)

成果

今回開発した就職・資格対策APの画面を図1に、1回の学習後に毎回表示されるスコア画面を図2に示します。プログラムは約3,000行に及びましたが、ファイルサイズは約500KB (問題除く)と比較的軽量であり、Windows(R)の.NET(TM)境において快適に動作します。
情報技術科のある定期試験問題の対策として複数の学生間でAPを運用テストしたところ、APを使用して学習した学生はクラスの平均点よりも約7点高い
得点で全員合格し、APの有効性が実証できました。
C++を用いた就職対策・資格取得支援 AP制作(H20)の画像1
図1 学習画面
C++を用いた就職対策・資格取得支援 AP制作(H20)の画像2
図2 結果スコア画面