大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生、マイコン制御、基板設計・製作、半田づけ
課題に取り組む推奨段階 マイコン制御実習及び基板設計・製作実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、主にマイコン制御及び基板設計・製作技術の実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

近年、イベントなどで使用される三線は、演奏者が多くなるとマイクの配線が混雑になります。それを解消するため音声等をミキシング及び無線により送信する機器を製作し小型化を行います。また、設計・製作においては、以下の点を目標としました。

 ?. 演奏の邪魔にならない三線用マイクの種類及び三線への取り付け方法の検討
 ?. BH1416Fによる無線化回路の設計、製作
 ?. PSoC(R)を用いてのフィルタ回路とミキシング回路の小型化

成果

図1,2に製作物を示します。音声をコンデンサマイク、三線音を直径20mmの圧電素子でとりました。圧電素子の衝撃を加えると電圧が発生する性質を利用し、振動を電気信号へと変換しました。その信号をPSoC(R)に入力し増幅回路により増幅された二つの信号はBH1416FのR入力、L入力に入力され、ステレオとしてミキシングされます。ミキシングされた信号はFM送信され、ラジオで受信できます。
PLLを用いたことにより送信周波数は安定したが、音質に問題がありました。これはBH1416F内にLPF(ローパスフィルタ)が内蔵されていたためにアンテナ部のLPFを省略していることや、製作プリント配線板のノイズ対策に原因があると思われます。今後、これらの対応を行っていきます。
今回の総合制作実習により、イメージ通りに製作することの難しさを実感できました。
PSoCを用いた三線音と音声のミキシング及び無線化(H20)の画像1
図1 製作基板
PSoCを用いた三線音と音声のミキシング及び無線化(H20)の画像2
図2 完成品