大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 数値制御加工実習、情報処理実習?、情報処理実習?、制御プログラミング実習、マイコン制御、マイコン制御実習、インターフェース実習、制御プログラミング実習
課題に取り組む推奨段階 数値制御加工実習、情報処理実習?、情報処理実習?、マイコン制御、マイコン制御実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、組込み型マイコン開発技術、パソコン制御、電子回路設計、LAN技術、自動認識技術、NCによる機械加工技術を身に付けます。

製作の目的と概要

 本課題ではオーブントースターの操作を簡易化及び調理対象の幅を広げるための手段として、市販の組込型RF-ID(13.56MHz)リーダー装置を用いた家電のオートメーション化に着目し、現在市販されているオーブントースターをネットワークに接続できるように改造するとともにRF-IDリーダーモジュールを内蔵させました。
 このRF-IDリーダーモジュールにより、調理対象の食材等に取付けられたRF-IDチップのUID(固有識別子)情報を読み取とることで、調理対象物に合わせたレシピデータ(設定温度、設定時間)をネットワークサーバ(DB)から自動取得できる、今までにない新しいオーブントースターの開発及び製作を行いました。

成果

 今回、開発したオーブントースターの概観図を図2に示します。
 このシステムの主なコントロールはPIC®マイコン(型式16F877)を用いて、調理室内の温度制御、液晶表示制御、パネル上の操作、上位のパソコンとのデータ通信制御及び、RF-IDリーダーの通信制御を行い、調理室内にはKタイプ型熱電対を取り付け、このセンサーで現在の温度を測定し、設定された目標温度になるよう50℃から250℃範囲でフィードバック制御するよう改造しました。また、ネットワークサーバ側には、RF-IDリーダーで読み取ったUIDに対応したレシピデータをオーブントースターへ送信するアプリケーションの開発も行いました。レシピデータは、ネットワークサーバ側に置いてあるCSVファイルに、食材のレシピデータをレコード単位で追加することでどの食材にも対応が可能です。
 この結果、当初の目的にあった誰でも操作しやすいシステムを完成させることができました。
RF-IDシステムを用いたネットワークサーバからのレシピデータ取得機能搭載の新オーブントースターの開発及び製作(H20)の画像1
図1 本システムの構成図
RF-IDシステムを用いたネットワークサーバからのレシピデータ取得機能搭載の新オーブントースターの開発及び製作(H20)の画像2
図2 オーブントースターの概観
RF-IDシステムを用いたネットワークサーバからのレシピデータ取得機能搭載の新オーブントースターの開発及び製作(H20)の画像3
図3 ネットワークサーバ(DB)のアプリケーションソフト画面