大学校及び設置科 中国職業能力開発大学校 附属島根職業能力開発短期大学校制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械加工、数値制御、機械加工実習、機械製図、基礎製図、精密測定、測定実習、CAD実習?(2次元CAD)、CAD実習?(3次元CAD)
課題に取り組む推奨段階 数値制御加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、数値制御技術、CAD/CAM、加工技術の実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

本製作課題は、NC複合旋盤を用いて、数値制御加工技術とCAD/CAM技術の理解の向上と個々の機械装置等操作の向上を目的としています。また、この製作過程においては、様々な工作機械の機能を再検証し、個々の特徴形状を確認しました。製作可能な形状からチェスのコマ形状を検討しました。同時に、課題加工を実施する上での加工工程の設計を実施し、NC複合旋盤の持つC軸およびY軸機能のプログラミング等の操作方法などを習得しました。
チェスは、6種類16個のコマを使用するゲームであるので、実際に使用できるサイズとして、φ35×100(mm)程度の大きさとし、主として旋盤での加工できるようにデザインをCAD/CAMで形状設計を行っています。

成果

チェスのコマは、材料としてアルミニウムと黄銅を用いて、6 種類32個のコマを製作しました。(図1と図2参照)C軸とY軸を用いたプログラミングを行い、NC複合旋盤の機能を理解することができ、加工を行うこともできるようになりました。しかし、材料の取付方法、材料特性、工具形状、切削条件など様々な着目点がありました。
今回は、チェスのコマに限定したため、比較的小さな形状を製作することにしたが、形状が小さくなれば加工時に考慮すべき事柄が多くなり、個々の問題解決を行いました。工具軌跡の確認や工具干渉など注意を払い作業を行わなければ、材料や機械の破損を招くことになります。
CAD/CAMの機能を活用し、一貫した加工を実施することができました。
NC複合旋盤によるチェスのコマ製作(H21)の画像1
図1 CADでの製作イメージ
NC複合旋盤によるチェスのコマ製作(H21)の画像2
図2 製作品の全景