大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校制御技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生、機械加工、測定、材料、力学、設計・製図、電子回路、マイコン制御
課題に取り組む推奨段階 数値制御加工実習およびマイコン制御実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、主に電子回路技術、マイコン制御技術、数値制御加工(レーザ加工)、機械設計・製図の実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

昨年度から「イベントで楽しめるものを作る」を目的に、屋内の平坦な場所で子供から大人まで乗って楽しんでもらえる走る椅子(ムービングチェア)と台(ムービング座布団)の製作に取り組んできました。本年はその取り組みを引き継ぎ、改良を加えることにしました。
改良を加えることに決めた課題は、以下の6点です。
?駆動輪の空転を防止する。
?停止/走行が切り替わる時に加速/減速させる。
?加減速モードのON/OFFを選択可能にする。
?ムービング座布団の本体を強化する。
?ムービング座布団のがったん防止を追加する。
?ムービング座布団に大人が楽に乗れる仕組みを追加する。
課題?は、軸とタイヤを溶接で固定し、さらにタイヤの位置を少し下へずらし対応させました。
課題?と?は、モード切替スイッチを追加して、PIC(R)マイコンでの制御(PWM)を行うことで実現しました。
課題?と?は、本体の材質を変更するとともに厚さを増して作り直し、斜め前方に体重がかかった場合にも傾かないような支えを取り付けることで解決しました。
課題?には、着脱可能な足置き場を付け加える形を採用しました。
上記の当初予定していた改良のほかに、テスト中に発生した不具合を直すための回路変更や、バッテリ交換の手間を軽減するための改良なども行いました。

成果

ムービングチェア、ムービング座布団ともにイベントで実際に乗って楽しんでもらえるものになりました。実際に乗ってもらった様子を見ると、大人も子供も関係なく楽しんでもらえました。ただ、小さなお子さんには最高スピードが速すぎるように感じられたので、速度の制限を切り替えられるようにできるとよいかもしれません。
ムービングチェア&ムービング座布団の改良(H21)の画像1
図1 完成したムービングチェア
ムービングチェア&ムービング座布団の改良(H21)の画像2
図2 完成したムービング座布団