大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電子回路、センサ工学、通信工学、電子CAD実習、電気電子計測、パワーエレクトロニクス工学、コンピュータ工学、C言語によるプログラミング
課題に取り組む推奨段階 電子回路、電子CAD実習、電気電子計測、コンピュータ工学、C言語によるプログラミング終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して主に、電子回路設計、プリント基板設計、センサ応用技術、パワーエレクトロニクス回路、C言語によるプログラミングなどの実践技術を身に付けます。

製作の目的と概要

Controller Area Network(以下CANと表記)は、Bosch社によって1980年代より開発され、1994年に国際標準化(ISO 11898)されました。高い信頼性と、高速シリアル通信でのデータ交換を行う目的で開発されたため、自動車の中でワイヤハーネスに替わりCANが採用されました。現在では、自動車の中で多数使用されている電子機器間の相互接続や、産業機械の通信インターフェースとして汎用的に使用されています。今回総合制作実習のテーマとして、電気自動車の制御装置を製作し、センサによる各種信号の処理と、CANによる実際の通信制御を試み、電子回路の製作、プログラミングと動作確認、および通信プロトコルの習得を目的としました。

成果

実際に1人乗りで動く電気自動車を、太陽電池を用いて動作する様に改造を行い、操作パネル部分とモータ制御部分の制御装置を製作しました。操作パネル部とモータ制御部の間を、CANを用いて通信制御を行い、実際に走行することを確認し、プロトコルアナライザーを用いてプロトコルの解析を行うことができました。太陽電池を利用することで、学生に対して環境エネルギーに対する意識付けができたと思います。
CANによる電気自動車の制御装置の製作(H21)の画像1
図1 制御した電気自動車
CANによる電気自動車の制御装置の製作(H21)の画像2
図2 製作した操作パネル