大学校及び設置科 四国職業能力開発大学校 附属高知職業能力開発短期大学校電子技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 交流電気回路理論、ディジタル電子回路、電子回路設計・製作、組込みシステム開発(マイコン・ソフトウェア)
課題に取り組む推奨段階 電子回路(ディジタル、アナログ)基礎、電子機器組立実習、プリント基板設計・製作について学習した後が好ましい。
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、環境問題への関心の高まりと、実用的な課題を用いて電子機器製作の一連の流れを習得します。

製作の目的と概要

環境負荷の軽減に向けて世界規模での取り組みが始まっています。これからの日本のものづくりに携わる若者にも、環境問題への高い興味を持たせる必要があります。
今回の製作実習では、米国で導入が進められているスマートメータを題材に取り上げました。スマートメータの製作には電子系科目で実施している内容が多く含まれており、学生の啓発に適した課題だと考えました。
機器は分電盤内にCT(Current Transformer)と電力センサを設置し、無線を使って使用電力量、CO2排出量や電力料金をリビングに設置した表示器に送信して表示するシステムとなっています。

成果

スマートメータには、電子技術科で学習する多くの内容が含まれています。そのため、2年間で学習した内容を、学生自らが再整理する必要がありました。仕様から設計、製作と評価までの一連の段階を経験させることにより、ものづくりの過程についてより深く理解してもらえたと考えています。
また、ユーザーに必要とされるサービスの検討から始めて、その実現可能性について議論を行ないました。このような議論を通して環境問題について、より理解を深めてもらえたと考えています。
家庭用スマートメータの製作(H21)の画像1
写真1 分電盤に設置した親機
家庭用スマートメータの製作(H21)の画像2
写真2 小型表示器