大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校 附属千葉職業能力開発短期大学校情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 VRML、PHP、JavaScript、HTML/CSS、データベース(MySQL)
課題に取り組む推奨段階 ソフトウェア制作実習等でC言語系プログラミングの基本を習得し、データベース実習、Webサイト構築実習(クライアントサイドのプログラミングを含む。)を習得した段階。システム分析・設計実習の知識があるとなお良いと思います。
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通し、VRMLとWebサイトの連携技術、Webデータベースプログラミング技術、ユーザの視点にたったシステム設計、構築技術を身に付けます。

製作の目的と概要

インターネット技術の発展に伴い、映画館や劇場の座席予約もWeb上で手軽に出来るようになっています。予約に際しては、その席からのスクリーンの見え方(以下、座席ビューと呼びます。)が気になる所ですが、ほとんどのWebサイトでは、予約の時点において確認する手段が提供されていません。この欠点を克服する為に、私達はVRMLに着目しました。VRMLは3次元仮想空間記述言語であり、私達が暮らす現実の世界を仮想世界としてモデル化することができます。映画館をWeb上に3次元仮想空間として構築することにより、選んだ座席からの視点でスクリーンの見え方を判断することが可能となります。これによって、ユーザが好みの座席を手軽にWeb上で予約することができると考えました。このような背景から、本年度の実習課題として、VRMLによる映画館座席予約システムの構築を試みました。

成果

今年度は、VRMLシーンとWebサイトを連携し、座席ビューの切り替えを実現することや、データベースと連携した予約ページ、HTML/CSSを用いた映画館Webページの実装までを行いました。VRMLを活用した座席予約システムが原理的に可能かどうか動作検証を目的とした実験的なシステムであるため、実用化を想定した作り込みまではしていませんが、仮想空間を用いた座席予約のしくみと有効性は示せたと考えています。
VRMLによる映画館座席予約システムの制作(H21)の画像1
図1 システムの概要
VRMLによる映画館座席予約システムの制作(H21)の画像2
図2 座席ビューの確認(右座席から)