大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生、永久磁石による静磁場の理解、機械加工
課題に取り組む推奨段階 機械加工実習終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、主に静磁場の概念、機械加工技術の実践力を身に付けます。

製作の目的と概要

近年、機械の小型化が進むに伴い構成する部品の小型化が求められてきています。部品を機械加工すると必ずバリが発生し、特に微小なバリを除去するのに多くの労力を費やしているのが現状です。
そこで本年度の実習課題では、微小バリを除去する磁気バレル研磨機を製作するためにバレルメディア、駆動モータの選定、磁極の配置の検討を行ない、加工実験により基礎データを収集しました。

成果

実験に先立ち加工条件を求めるため、既存の装飾品専用の磁気バレル研磨機を用いてバレルメディアの選定作業を行ないました。その結果、メディアピンはSUS304(Φ0.2×5)に効果があると確認できました。次に加工に最も有利である磁極の配置を決めると共に、モータの出力を算定して図2に示す研磨機を製作しました。この研磨機を用いて加工実験を行なった結果、随所に微小なバリが付着している加工前の試験片図3が図4に示すように、微小なバリがほとんど除去できることを確認しました。
磁気バレル研磨機の製作(H22)の画像1
図1 磁気バレル研磨機の概略
磁気バレル研磨機の製作(H22)の画像2
図2 製作した磁気バレル研磨機
磁気バレル研磨機の製作(H22)の画像3
図3 加工前の試験片 図4 加工後の試験片