大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校生産システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 応用課程の生産情報システム技術科では、生産データベースシステム課題実習、デジタルコンテンツ制作技術の修了後が前提となります。
課題に取り組む推奨段階 各科標準課題の終了後、4月の時期から開始できれば最良です。データベースの構築とデータ入力に多くの時間が必要となるため、開発作業の調整と学生への配慮をすべきと思います。
課題によって養成する知識、技能・技術

情報系の要素として、以下の技能・技術の応用力を身に付けます。・データベースシステムの構築・WebによるGUIインターフェイスの構築・各種データの変換技術の習得

製作の目的と概要

電車のない沖縄にとっては、唯一の公共輸送手段は路線バスです(ゆいレールというモノレールがありますが那覇市内のみの走行です)。しかし、米軍基地の多い沖縄本島を、基地をくぐり抜けながら駆けめぐるバスの路線は、とても複雑に入り込んでいます。観光客はもちろん、地元の県民でさえも非常にわかりにくいのが現状です。また、沖縄では乗用車が増加傾向にあり、特に那覇市内では慢性的な交通渋滞が発生し、路線バスの運行に支障をきたしています。そこで今回、沖縄本島の全バス停、全路線を調査してデータベースに格納し、統合的な路線バス案内システムの開発を行いました。また路線バスは、利用状況や道路事情によって頻繁に変更が行われますので、バスデータの更新作業が容易にできるようにし、常に最新の情報を提供できるようにしました。

成果

沖縄本島のバス会社にも、同様のシステムをサイトに公開している会社があります。しかしながら自社のバスデータのみを取り扱っており他社との連携はサポートされていません。今回のシステムは、沖縄本島の路線バスの全路線、全バス停の路線図、時刻表、運賃に対応しています。またゆいレールとの連携情報もサポートしました。
Google™マップとの連動により路線図やバス停の位置およびバス停周辺の地図も確認できます。
観光地へのバス検索だけでなく、引越しや移住する際の周辺バス停や通過路線バスの事前確認に利用できます。また高校、大学等へ通学する学生の路線バス確認にも利用できます。
開発したシステムは、レンタルサーバーにて公開しています。パソコンおよびスマートフォンでも閲覧可能となっており、どの場所からもアクセス可能です。
沖縄路線バス案内システムの開発(H22)の画像1
図1 路線図
沖縄路線バス案内システムの開発(H22)の画像2
図2 観光地検索