大学校及び設置科 関東職業能力開発大学校 附属千葉職業能力開発短期大学校住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築構法において鉄筋コンクリート構造の仕組みを理解し、建築材料にて鉄筋、およびコンクリートの特性、構造力学?、?、構造設計?において力の流れについて習得しておきます。
課題に取り組む推奨段階 施工図実習にて鉄筋コンクリート躯体図および鉄筋配筋図作成の後に試みます。
課題によって養成する知識、技能・技術

模型製作を行うことで部位ごとの構成と力学的役割を理解することができます。また、組立手順を習得することで施工上の注意点を把握することができます。

製作の目的と概要

 専門課程の科目設定では、鉄筋コンクリート構造の特性や構造計算の方法、施工手法については座学実習を通じて一通り学んでいますが、より実践的な鉄筋配筋計画や三次元的な理解、作業の手順については十分理解させることは現行では困難であると言えます。
そこでこの実習を通じて、模型(図1)を製作する過程において構造体の中での鉄筋の働きやその役割について同時に習得することでそれらの改善が図れるのではないかと試みた課題です。

成果

店舗併用住宅を題材にした課題について訓練生自らで企画立案した基本設計図をもとに実施できる具体的な施工図、配筋図を下地にして鉄筋配筋模型を制作しました。このことにより建物に架かる応力の流れとそれを補強するための鉄筋の様子を作業しながら理解することができ、この作品を見ることによって初学者が三次元的に解釈することができるようになりました。なお、スケールは1/10にすること、透明アクリル板を使用して型枠にみたて、板の厚みをかぶり厚さとすることで、できるだけ実物に近いものを制作することができました。また、図2の囲いに示した範囲で制作し、基礎、地中梁、1,2階スラブ、開口部の納まりを同時に理解させることも可能になりました。
鉄筋コンクリート造三階建住宅(店舗併用)の1/10配筋模型製作(H22)の画像1
図1 完成写真
鉄筋コンクリート造三階建住宅(店舗併用)の1/10配筋模型製作(H22)の画像2
図2 模型平面図1階