大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属青森職業能力開発短期大学校生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 専門課程1年次にて学んだ知識・技術
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

薄板木材、トーネット法、廃材の活用

製作の目的と概要

リンゴの生産量日本一を誇る青森県は、リンゴの生産に伴い発生する剪定材、リンゴジュースの搾りかすのなどの有効活用を模索しています。一例として、剪定された枝を、チップに加工し、ストーブの燃料にする“バイオ燃料”があります。近年、(財)地域総合整備財団(ふるさと財団)の補助事業として、薄い木材を波形に曲げて、段ボール構造を作れないかを発案した民間の研究団体があり、そこの依頼で薄い木材の曲げ加工に取り組みました。
★技能・技術習得目標:
最終目標は、リンゴの木を使う曲げ加工であるが、手始めの試作研究としてリンゴよりも柔らかいブナとメープルの曲げ加工に取り組みました。これらの材料は、弘前で学校用机の素材を生産する工場から生まれる端材です。
地域資源を活用し、できるだけ廃棄物を出さない木材利用の試みです。

成果

お湯の中で木を煮て柔らかくして木を曲げる方法をトーネット法と呼びます。曲げる薄板の板厚は0.5mm前後であり90℃の湯に10分も浸すとすぐに柔らかくなります。 曲げた板を乾燥するとき、板は乾燥により3%程度収縮します。薄板を曲げるために押し付けた丸棒を乾燥が進むにつれ薄板から離して乾燥収縮に伴う割れを防ぐ手法を見つけました。
★アピールポイント:
薄い板を連続して折り曲げる一つの手法を実証しました。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
木材の曲げ加工機試作(H23)の画像1
写真1 製作した波板
木材の曲げ加工機試作(H23)の画像2
写真2 試作した曲げ機