大学校及び設置科 四国職業能力開発大学校 附属高知職業能力開発短期大学校生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機械工作実習、機械加工実習、数値制御、機械製図、材料力学、メカニズム
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

機械設計製図、機械加工、手仕上げ、接合加工、機械保全、検査

製作の目的と概要

本課題では、ゼロハンカーレースの一つである「府中EVレース」の車両規則に準じた競技用レース車両を設計・製作します。ゼロハンカーとはメインフレームを自作し原動機に50cc 以下のエンジンを用いた四輪自動車です。競技では未舗装の周回コースを走行し、スピードと共に車両デザインが評価されます。本課題において重点的に設計を行った機構は、荷重を考慮したシンプルな構成のメインフレーム、ダブルウイッシュボーンおよびリジッドアクスル方式のサスペンション、ラック&ピニオン方式のステアリング装置です。また、製作ではフレームの溶接、各部品のNC 加工など、加工技術を総合的に取り入れます。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、メカニズムの実用的な適用技術、設計製図技術、2次元CAD技術、汎用加工機による機械加工技術、NC加工技術、半自動溶接技術、組立・調整技術など、総合的な機械設計・製作技術を習得します。

成果

ゼロハンカーにサスペンション装置を装備しました。フレームと共に一から設計・製作しました。特にフロントサスペンションはプッシュロッドを用いたダブルウイッシュボーンと呼ばれる方式で、本格的なレース車両にも用いられています。また、ステアリング装置のラック&ピニオン式のギヤボックスも新たに設計しました。
★アピールポイント:
機械要素やメカニズムが多く含まれており、これらが複合的に組み合わされて「走る・曲がる・止まる」機能を実現しています。各種要素部品がどのように実用的な機能を発揮するのか、加工した部品がどのように役立っているか、実習を通して習得できます。生産技術科で習得する技術分野を広く網羅する課題となっています。
ゼロハンカーの設計・製作(H24)の画像1
図1 ゼロハンカー
ゼロハンカーの設計・製作(H24)の画像2
図2 フロントサスペンション
ゼロハンカーの設計・製作(H24)の画像3
図3 リヤサスペンション