大学校及び設置科 北陸職業能力開発大学校電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 アルゴリズム基礎、組込みソフトウェア基礎実習、データ構造・アルゴリズム、データ構造・アルゴリズム実習、情報通信工学、ネットワーク技術、情報通信工学実習、オペレーティングシステム実習、電子回路設計制作実習、組込み機器製作実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

システム設計技術、C言語プログラミング技術、Linuxシステム管理、TCP/IPプログラミング技術、Webアプリケーション開発技術、データベースプログラミング技術、電子回路設計技術、プリント基板設計・製作技術

製作の目的と概要

現在、カーナビに代表されるGPS衛星による位置情報取得システム技術や、携帯電話やスマートフォンなどの移動体通信端末によるインターネット接続技術、Webによるインターネット情報システム技術は、日々の生活に欠かせない身近な技術になっています。
一方、高齢化が進んだため、高齢者の交通手段として、自治体による市民バスが運行されていますが、天候や渋滞などによる遅延が起きることがあり、バスを待つ方の負担になっています。
これを解決するために上記の各技術を組み合わせ、バスの位置情報を、パソコン、スマートフォン、携帯電話で誰もが取得できるバスロケーションシステムが開発されていますが、導入には多大な費用が発生するため、導入が困難な自治体もあります。
そこで、当校では総合制作実習のテーマとしてバスロケーションシステムの開発を取り上げ、これまで習得した技能・技術を高め、システム開発技術を身につけつつ、地元自治体との共同研究として福祉政策に協力することにより、学生による社会貢献を目指すことにしました。

★技能・技術習得目標:
学生達が本課題に取り組むことにより、プログラミング技術、コンピュータ操作技術、Webアプリケーション開発技術、電子回路設計技術、基板設計・製作技術などの要素技術を身につけるだけでなく、システム全体を設計・製作する技術や、クライアント(自治体)とのやり取りを通じて仕様を決め、試作品を評価していただき、製品化に結びつけていく一連の流れを経験することにより、卒業後に企業で即戦力として製品開発に携わることができる能力を身につけることを目標としました。

成果

市民バスロケーションシステムとしてバスの運行状況をパソコン、スマートフォン、携帯電話で誰もが確認できるシステムを完成させ地元の観光協会のWebサイト(http://www.uozu-kanko.jp/bus/)で公開することができました。また、自治体職員向けの運行状況の詳細が確認できるページや、ダイヤ改正やバス停の増減、路線の変更などが発生した場合、自治体職員がWebブラウザ上で容易に修正できるページも作成し、実際に運用指定いただいています。

★アピールポイント:
開発期間中の外部イベントやポリテックビジョンでバスの運行状況を実際に表示させながら、バスロケーションシステムの紹介を行いました。また、地元ケーブルテレビの取材を受け、地域紹介番組として放映していただきました。
魚津市民バスロケーションシステムの開発(H24)の画像1
図1 システム全体図
魚津市民バスロケーションシステムの開発(H24)の画像2
図2 車載器設置状況
魚津市民バスロケーションシステムの開発(H24)の画像3
図3 Webサイト(付近表示)