大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 アナログ回路、ディジタル回路、パワーエレクトロニクス技術
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

アナログ回路、ディジタル回路、パワーエレクトロニクス技術

製作の目的と概要

近年様々な通信方法があり、その中でもLEDを利用した可視光通信が注目され始めています。可視光通信は、目に見える光「可視光」を使って通信を行う技術のことです。可視光通信の利点として、?既存のインフラ設備を用いて通信が可能であること、?LED照明のあたっている場所のみに通信するために管理がしやすくセキュリティ面で優位であること、?電磁波を利用せず光を利用するのでペースメーカーの誤動作などの影響がなく、病院、飛行機などの通信などにも有用であることがあります。現在は、屋内・屋外照明、信号機、自動車のランプへの導入が期待されています。
我々は、MP3プレーヤの音声情報をPFM(Pulse Frequency Modulation)変調し、LED照明をON/OFFさせ、その光をフォトダイオードで受光し、復調したうえでスピーカーに出力する、情報送受信装置(図1)を開発しました。

成果

音声信号を変調する送信回路及び復調する受信回路を作製し、MP3の音声信号を2mの離した場所からCD音源並み(ベースバンド70kHz)の可視光通信ができることを確認しました。また、同様に画像信号を音声信号にのせて無線で転送できることも成功しました。部品コストは、送信回路1200円、LED照明が2000円、受信回路が1600円と安価に組むことができました。
LED照明を用いた情報発信装置の製作 ~通信に適したLED照明装置の開発~(H24)の画像1
図1 システム全体写真
LED照明を用いた情報発信装置の製作 ~通信に適したLED照明装置の開発~(H24)の画像2
図2 画像転送装置写真