大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校建築科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築計画、建築設計実習、建築社会学、地域学
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

フィールドワ−ク力、地域課題抽出力の素地、地域社会分析力の素地、企画・構想力の素地、建築設計力の素地、リノベ−ション・コンバ−ジョン設計の素地、地域設計力の素地、プレゼンテ−ション力

製作の目的と概要

衰退する地方都市の再生計画をテ−マとして、市民約5000名・世帯数2513・高齢化率31.4%・人口密度77.9人/haの7丁町(63.9ha)で構成される地域(八幡製鐵所のおひざもとの地域)の活性・再生計画のエンジンとしてを築60年の空家旅館のコンバ−ジョン(用途・機能変更)計画をおこないます。メインテ−マは「既存市街地の再生計画in八幡東区」で4年生1名、2年生5名がメインテ−マの命題で取り組み、各学生はメインテ−マの構成要素であるそれぞれのサブテ−マで衰退地域の活性・再生計画を統合的に地域に提案します。
 ●プロジェクトエリア約64haの現状調査(土地利用状況を中心に)と地域課題の抽出・分析をおこないます。
 ●築60年空家旅館の実測調査をおこないます。
 ●地域を再生していくためのエンジンとしてコンバ−ジョンする旅館の活用方法の検討をおこないます。
 ●コンバ−ジョン計画をおこないます。
 ●他のサブテ−マと統合した視点で地域での報告会をおこないます。
★技能・技術習得目標:
 全国的に地方都市は衰退し、空家・空地が増加している中で、新築を中心とした建築生産は時代・社会背景に合わなくなってきています。既存および空家の建築物を活用しながら、地域の活性・再生化につながる統括的な視点を有し、新しい包括的な建築生産のデザインを習得します。

成果

報告会を機に地域では旅館のコンバ−ジョン計画を中心に、エリアマネジメントNPO設立の動きと併せて、公的補助金の申請と地域ファンドの検討に及んでいます。内発的に地域の未来づくりに動き始めました。提案内容がベ−スになり、地域の活性化・再生化へつながりつつあり、起業化、地域雇用の可能性も生まれつつあります。
★アピールポイント:
学生たちのやった内容が、確実に動き始めているのを実感し、地域の顔の見える状態で新たな建築生産のデザインの社会実装実験が始まりつつあります。
既存市街地の再生計画 in 八幡東区/枝光旅館のコンバ−ジョン(H24)の画像1
図1 枝光旅館全景写真
既存市街地の再生計画 in 八幡東区/枝光旅館のコンバ−ジョン(H24)の画像2
図2 コンバ−ジョン計画案