大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校生産システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 生産機械システム技術科、生産電子システム技術科、生産情報システム技術科 各系 履修内容のすべて
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

複合した技能・技術及びその活用能力の養成に加えて、ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキルの向上をはかる。

製作の目的と概要

 探索用レスキューロボットとは、災害時に人間が入れないような現場を探索するロボットです。東日本大震災以降、安価で簡易操作形の床下探索用レスキューロボットを開発してきました。今年度はリフターと呼ばれる回転状フックをクローラ前部に搭載し、走破性を高めた探索用レスキューロボットを開発しました。
★技能・技術習得目標:
 機械系:リフター装備の機体と駆動系の設計・製作・組み立て調整技術、電子系:距離センサ・温度センサを含む電子回路設計と基板製作技術、情報系:リフター動作を含む走行制御アルゴリズムの構築能力とグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)構築技術

成果

 リフターを動作させることにより、高さ80mmの段差障害物を乗り越えて走行することができました。無線LANによる建物内遠隔操作実験では47m離れても探索が可能でした。また、実際の床下探索実験ではカメラと距離センサ、温度センサなどにより迅速に要救助者を発見することができました。
★アピールポイント:
一般大学が開発しているレスキューロボットと比較すると、探索想定場所が床下などに限定されます。しかし、産業用メカトロ二クス部品を多用しているため安価で、初心者でも10分程度の講習で操縦が可能であるなどの特徴を持ちます。また、リフター機構は、世界でこのロボット独自の機構となっています。
「走行性を高めたレスキューロボットの開発」(H25)の画像1
図1 ロボット本体
「走行性を高めたレスキューロボットの開発」(H25)の画像2
図2 リフター作動時
「走行性を高めたレスキューロボットの開発」(H25)の画像3
図3 GUI操作画面