大学校及び設置科 港湾職業能力開発短期大学校 神戸校港湾技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 荷役論、載貨論、生産工学、安全工学、港湾機械運転実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

安全作業技能、問題解決、指導技術

製作の目的と概要

 コンテナ船の甲板上でコンテナ荷役を行う場合、コンテナの固定には必ずラッシング作業が必要になります。このラッシング作業は狭いスペースで、重量物のラッシングロッドとターンバックルを用いる非常に危険な重労働になっています。この作業は多くの港湾技術科卒業生が従事する業務であり、早い段階での技術習得が求められています。そのためには適切な作業方法の理解と無駄な動作の排除が重要になります。
本課題では、初心者と熟練者の動作・行動を分析し、両者の違いを比較検討して、安全・能率的な作業方法を確立するとともに危険に対する意識の高揚を図ることを目的としました。
★技能・技術習得目標:
 課題を通して、作業分析技術、安全作業実践技術、問題解決・改善技術を習得します。

成果

 初心者と熟練者の動作・行動の違いを比較検討した結果、無駄な動作や危険作業の所在が明確になりました。
これらのポイントに着目して作業方法を確立することで安全作業の実施が可能になりました。さらに協同作業におけるコミュニケーションの重要性が痛感できました。
★アピールポイント:
 学生のスキルアップに確実に寄与でき、卒業生の評価向上に繋がります。
卒業生によると、就労時に、ラッシング作業に関しては十分な安全作業方法の提示がされていない傾向があるので、
企業における安全教育等への活用が期待できます。
コンテナラッシング作業の動作分析(H25)の画像1
図1 ロッドラッシング方式
コンテナラッシング作業の動作分析(H25)の画像2
図2 ラッシングロッド+ターンバックル
コンテナラッシング作業の動作分析(H25)の画像3
図3 ロッド取扱い時の姿勢