大学校及び設置科 九州職業能力開発大学校生産システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 流体工学、機械力学、機械設計、精密加工、回路設計、FPGA設計通信技術、データ解析、通信制御、プログラミング、組込みシステム設計など
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

専門的知識及び工学的理論体系を実務に適応する能力、課題発見分析能力、創造的開発能力、計画推進力

製作の目的と概要

 福島原発事故以来、原子力依存から自然エネルギー利用に日本人の考え方が大きく変化してきています。そこで日本の地理的環境を考えれば海洋エネルギーは有効な資源です。しかし、海洋発電の取り組みは行われつつあるものの太陽光発電や風力発電のような取り組みに至っていません。北九州市環境未来都市推進室では、九州工業大学などと共同で関門海峡での潮流発電の実験を開始しました。また、新エネルギー・産業技術総合開発機構は、北九州市沖で海上風力発電プロジェクトを開始しました。更に近隣の大学においても海洋発電の取り組みを進めています。こうした地域情勢を背景に地域発展の一助を担うことを目的に潮流発電に取り組みました。
★技能・技術習得目標:
 潮流発電装置の開発を通して、「ものづくり」全工程を行うことにより、複合した技能・技術及びその活用能力(応用力、創造的能力、問題解決能力、管理的能力等)を習得することを目的としています。具体的には、解析を主体とした製品設計技術、各種理論に基づいた作成及び管理技術などの習得を目標にします。

成果

 流体励起振動を利用した新たな潮流発電方法と潮流観測システムおよび発電蓄電制御システムの開発に取り組みました。現段階は実験の領域ですが、流体振動現象を明らかにし振動発電装置の製作、バッテリーへの蓄電および効率の検証、また環境計測システムの理論構築と計測を実証することができました。
★アピールポイント:
 2012年度及び2013年度九州ブロックポリテックビジョンの発表会においていずれも敢闘賞を受賞しました。
潮流発電装置の開発(H25)の画像1
図1 発電装置写真
潮流発電装置の開発(H25)の画像2
図2 実地実験の出力波形
潮流発電装置の開発(H25)の画像3
図3 流速データの表示グラフ