大学校及び設置科 沖縄職業能力開発大学校電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 マイクロコンピュータ工学実習、組込みソフトウェア基礎実習、アナログ回路実習、デジタル回路実習、インターフェース製作実習、電子回路設計製作実習、機械加工実習
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

H8®マイコンを用いた組込みマイコンのプログラミング技術、赤外線通信技術、モータ駆動回路設計技術、プリント基板設計・製作技術、インターフェース技術、三軸加速度センサ、I2C通信技術

製作の目的と概要

 近年、ゲーム機で使用されるコントローラは無線化され、さらに操作方法も三軸加速度センサを利用してコントローラ本体の状態を検知する等、コントローラには様々なセンサや通信技術が駆使されており、電子回路技術や組込み技術を向上させる要因が数多く存在しています。
本課題では、赤外線通信及び、三軸加速度センサを利用したラジコンカー及び操作用コントローラを製作することで、これまでに学習した組込み技術の向上を図ります。
また沖縄県は風の強い日が多く、風の強さを検知できるセンサには様々な利用価値があります。今回の課題の独創性を確保する観点からも、ラジコン用コントローラに風の入力を検知するセンサを組み込んでみました。
★技能・技術習得目標:
 課題を通して、赤外線通信技術、三軸加速度センサを利用した応用的な組込みシステムの活用方法と、ファンモータの起電力を利用したセンサリング及び、波形整形の方法を習得します。

成果

 三軸加速度センサを利用したハンドル型コントローラ及びラジコン本体を製作し、駆動試験を行いました。通信距離が通常のリモコンと比較すると大幅に短くなりましたが、コントローラの操作指示通りにラジコン本体が動作したことを確認できました。
風の入力をファンモータで検知し、その起電力をパルス化することで、風の入力を蓄積し、さらに風の強さをパルス周波数に変換することで、ラジコンの駆動時間を制御することも確認できました。
★アピールポイント:
 九州ポリテックビジョンで発表、展示の両部門に出展し、電子情報系の発表部門において優秀賞を受賞しました。
風の入力で走るラジコン(H25)の画像1
図1 システム構成
風の入力で走るラジコン(H25)の画像2
図2  ハンドル型コントローラとラジコン本体
風の入力で走るラジコン(H25)の画像3
図3  ハンドル型コントローラの操作指示内容