大学校及び設置科 北海道職業能力開発大学校居住・建築システム技術系
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 安全衛生、調査分析、建築法規、建築計画、建築設計、建築設備、建築測量、建築施工、建築構造、建築積算、プレゼンテーション
課題に取り組む推奨段階 応用課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

調査、分析、計画、設計、工程計画、施工計画、施工、構造解析、構造実験等、報告書作成、プレゼンテーション

製作の目的と概要

社会的に意義のあるテーマを学生が設定し、その問題の解決方法を建築からのアプローチを中心に検証し提案することを通して、グループのメンバー各々の社会性や建築の能力を高めることを目的としています。本開発では取り組む課題として地域の「海の家」問題を選定し、現地調査を行い「仮設の海の家」により問題解決への提案を行うことを目標としました。このため安価で簡単に組立・解体できるという点を考慮し鋼管を用いた仮設の海の家の構工法を開発することとし、屋外実習場に仮設を計画し組立て、その結果をもとに施工方法を検討し、再度新たな構法で組み立てを行いました。こうした「鋼管を用いた仮設の海の家」の建設を中心とした問題解決への取り組みを通して関連する様々な要素についても理解を深めました。
★技能・技術習得目標:
調査、分析、計画、設計、工程計画、施工計画、施工、構造解析、構造実験等、報告書作成、プレゼンテーション

成果

現在、社会で注目されている様々な問題について調査し、テーマを地域で生じている「海の家」問題の解決のための提案としました。実際に鋼管を用いた仮設を作ることで、「仮設の海の家」の構工法を検討し、施工法の問題点などを把握し、またその改良方法を考案しました。さらに構造の安全性や必要な設備などについて検討を行い、論文としてまとめ、「仮設建築による海の家」を提案しました。

★アピールポイント:
地域の問題である「海の家」を取り組むべき課題として選定し、その解決方法のうち建築施工からのアプローチによる提案を行いました。まず屋外実習場に鋼管を用いた仮設建築を組立て、その結果を二度目の施工に生かすことで、開発におけるPDCAを行い構工法を開発しました。また構造実験や調査の過程で必要性が明らかになった給排水などの設備についても検討し提案に加えることで幅広い分野に取り組むことになりました。
鋼管を用いた仮設建築の提案(H27)の画像1
図1 スタディモデル(左)と 施工したモデル(右)
鋼管を用いた仮設建築の提案(H27)の画像2
図2 完成した二度目の施工のモデル
鋼管を用いた仮設建築の提案(H27)の画像3
図3 緊結金具の実験