職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.48 2013年6号 通巻第272号
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-15-魅力ある職業訓練について31.はじめに 日本経団連の方針に基づき平成25年3月卒業の学生の就職活動から,12月1日が企業の採用活動の解禁日とされて,2年目の就職活動生である。 平成22年から平成23年にかけて,職業大小平キャンパスでは就職支援の内製化を進めてきた。 グローバルな競争,激しいビジネス環境の変化への対応,若年者が担う仕事の高度化などにあわせて,学生の就職活動プロセスは多様化している。 就職選考も筆記試験や面接だけでなく,適性・性格検査,グループ面接,グループディスカッションのほかロールプレイング,企画提案プレゼンテーションなどさまざまなメニュー,プロセスが用意されている。 こうした選考では,知識や技能を持つ以外に創造力や対人関係構築力,仕事推進力,挑戦力など幅広い能力が試される。 仕事に必要な幅の広い能力の獲得,成長には学校生活全体を通した人間力の醸成が必要となる。 職業能力開発総合大学校小平キャンパス(校長 古川勇二 以下「小平校」という)では,専門課程(短大相当)1年次に履修するキャリア形成論と職業社会論をはじめとした,集合学習を活用して就職能力の向上に向けた支援を行ってきた。 平成24年度の応用課程(大卒相当)では,これらの講座を受講してきた。 キャリア形成論では自己理解と能力開発目標設定を職業社会論では職業生活で必要とされる能力についてどのようなものがあるかを理解し,自らの能力開発を進めていくための計画づくりに取り組んだ。 本稿では,平成26年3月卒業予定の応用課程生産機械システム技術科,生産電子情報システム技術科,建築施工システム技術科の3科の学生への就職支援を中心にして実施している就職支援について紹介する。2.就職支援の視点 本年度の応用課程の学生は上記のキャリア形成論,職業社会論を受講している。応用課程の1年生は一般大学の3年生に相当しており,後期は就職活動を控えた時期である。 氾濫する就職情報が流通する状況のなかで,自分にあった適切な就職情報選択をすることそのものが困難な状況にあると考えられる。インターネットの図1 就職支援の体系応用課程学生のための就職支援の展開について  魅力ある職業訓練について 3職業能力開発総合大学校 小平キャンパス大天 健一鈴木 寧々

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