職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.48 2013年3号 通巻第273号
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-10-技能と技術 3/2013の知識とスキルが身についたと思うか,に対する回答は「思う」と「やや思う」を合わせると「就労支援実践と社会的諸制度」においては96.8%(30名),医療的ケアを必要とする障がい者の就労支援」においては87.5%(28名)であった。これらのことから,これら2科目でも同様に講義内容は学生のレベルにちょうどよく,講義の理解度も高く,さらに,「障がい者就労支援コーディネーター」としての知識とスキルも身についたとの回答が得られた。したがってこれらの科目も専門教育科目として適切であったことがうかがえる結果となった。 これら3科目を受講したことで,受講生は「障がい者就労支援コーディネーター」としての資質を身につけつつある状態と考えられた。12.新カリキュラムへの変更 本プログラムが開始された平成22年度の受講申請者64名のその後3年間の履修状況,および専門教育科目3科目でのアンケート結果より,以下の課題が明らかになった。すなわち, 2年目の2科目においては,6校時開講の曜日・校時の変更およびキャンパス間の移動にの課題が明らかになり,3年目の科目においては,後学期開講の集中講義科目は3年生の就職活動時期と重複し履修しにくい状況が発生,開講の時期・曜日の調整が課題となった。 平成25年度より,教養教育科目の教育体制が改編されたため,その時期に合わせ一部内容が重複する4科目を2科目に統合し,全体で8科目16単位から6科目12単位に縮小した。本プログラムは各学生が自分の専門とする分野の学修を行いながらそれに並行して学習するため受講負担が大きかったものを,科目縮小により受講しやすいものとした。また,キャンパス間の移動による受講制限を低減するため,e-Learningシステムをさらに導入し,当初の8科目中2科目から6科目中5科目に比率を高め,いずれも平日午前中の1または2校時とした。残りの2科目は集中講義の講義形態である。さらに,医学部学生に関しては,2年生後学期以降は専門分野との重複が予想されるので,1年生で全科目を履修可能とした。 「障がい者就労支援コーディネーター養成プログラム」カリキュラムの再構築の概要を表9に示す。13.まとめ 本プログラムが開始された平成22年度の受講申請者64名のその後3年間の履修状況,および専門教育科目3科目でのアンケート結果をまとめた。すなわち,⑴ 入学時の受講申請者は64名,2年時の専門教育科目受講登録者は42名,3年時の受講登録者は37名,最終的な「障がい者就労支援コーディネー表9 「障がい者就労支援コーディネーター養成プログラム」カリキュラムの再構築

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