職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.48 2013年4号 通巻第274号
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-21-ものづくり人材の育成に向けた取り組み21.はじめに 若年者ものづくり競技大会⑴とは職業能力開発施設,工業高等学校等において,技能を習得中の企業等に就業していない20歳以下の若年者を対象に目標を付与し,技能を向上させることにより若年者の就業促進を図り,併せて若年技能者の裾野の拡大を図ることを目的として年1回開催される技能を競う競技大会である。競技職種も数多くメカトロニクス職種をはじめ,全14の職種が全国のさまざまな地域で開催され,各都道府県の予選から選ばれた選手が一同に会し若年層の全国一位を競う。表彰は第一位(厚生労働大臣賞)から第三位,そして敢闘賞から成る。競技職種の中においては技能五輪全国大会⑵選手選考会を兼ねたものもあり,競技当日は熱い戦いが繰り広げられる。技能五輪全国大会とは原則23歳以下を対象に,次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに,大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会を提供するなど,技能の重要性,必要性をアピールし,技能尊重機運の醸成を図ることを目的とした青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会であり,その先には世界大会も控える,言わずと知れた最高峰の技能競技大会である。ここでは若年者ものづくり競技大会に焦点をあて技能五輪全国大会の詳細は割愛することとする。 若年者ものづくり競技大会は今回で第7回目を迎えたが,第7回大会において当生産技術科からは機械製図(CAD)職種2名(奥崎貴大選手*3,菊池良太選手*4)旋盤職種1名(白戸一行選手*5),フライス盤職種1名(富澤啓哉選手*6)の計3職種要約 青森職業能力開発短期大学校生産技術科において,さまざまな技能の競技大会入賞を目標として日々技能の向上に努めている。なかでも若年者ものづくり競技大会全国大会においてはさまざまな職種に対しこれまで当校より青森県代表選手として数多くの選手を輩出している。今大会で第7回を迎えるが,当校からはメカトロニクス職種4名(2名×2チーム),機械製図(CAD)職種2名,旋盤職種1名,フライス盤職種1名,電子回路組立て職種1名,電気工事職種1名,ITネットワーク職種2名,ロボット職種2名(2名×1チーム)の計9職種14名の選手が青森県代表選手として出場した。当生産技術科からは機械製図(CAD)職種,旋盤職種,フライス盤職種の3職種に出場。本報告では出場した3職種において,各職種の概要,大会出場へ向けての活動内容,大会の競技日程および結果報告,第8回大会へ向けた対策,各選手の競技大会に出場しての意見や感想,最後に指導者の立場からみた若年者ものづくり競技大会全国大会への参加を通した人材育成に関する成果についてそれぞれ述べる。*1〜*2 東北職業能力開発大学校青森校 生産技術科*3〜*6 東北職業能力開発大学校青森校 生産技術科第7回若年者ものづくり競技大会参加報告  ものづくり人材の育成に向けた取り組み 2東北職業能力開発大学校青森校勝田 洋平*1・井口 勝一*2

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