職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.48 2013年4号 通巻第274号
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-35-実践報告正ベクトルEとすると,位置ベクトルQは次式となる。⑹A,B:歯面表面上b点の接線ベクトル  Rb:ボールエンドミルの半径 加工部品の表面上の任意の点を通る接線ベクトルA,Bは無限に存在するので,工具補正ベクトルを簡単に計算するためには,その中から適切な2つの接線ベクトル選択をすることが重要となる。はすば歯車は,軸方向の断面形状とねじれ角で決まるため,図9のように,1つは,歯車の断面形状つまりインボリュート曲線から求まる接線ベクトルAと,もう1つは,はすばによるねじれ形状あらわす,ねじれ方向(歯すじ方向)の接線ベクトルBをとると簡単に求めることができる。αは,はすばののリード角(ねじれ角の余角)し,Lは歯幅,rbは基礎円の半径を示す。⑺両接線ベクトルからボールエンドミルの補正ベクトルEを求めると次のようになる。⑻b点の位置ベクトルは次式で示される。⑼よって,ボールエンドミルの位置ベクトルQは次式で示される。⑽ 次にターニングセンターで加工するため,図10のように座標変換を行う。図中のXY座標はターニングセンターの加工軸でxy軸が計算軸を示す。 加工軸への変換は,次式で示される。⑾図9 歯面上の接線ベクトル図10 座標変換

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