職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.49 2014年1号 通巻第275号
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-12-技能と技術 1/2014 ・島根大学      6名 ・鳥取環境大学    1名 ・島根県立大学短期大学部            1名  参加者合計     8名(男女各4名) 求職者支援訓練コースの企画を4名で2チーム(男女各2名)を編成し,取り組むこととした。3.インターンシップカリキュラム 学生のインターンシップのカリキュラムは課題を提示し,参加者が主体的に調査,検討する内容とした。仮説を設定し,ヒアリングやディスカッションを重ね,企画書にまとめ,最終日に発表をするというものである。 発表に当たって,発表のスケジュール計画・事前説明・段取りの実行など業務に必要な準備をすべて学生が行うこととした。 研修のねらいとして次の3つの項目を設定した。 チームによる企画業務の体験において,ビジネスで求められる次の3つの力を活用する。①主体的に考えまとめる力(考える)②目標に向かってチームで仕事を進める力(行動する)③調査結果をまとめ他者にわかりやすく伝える力(発表する)。経験からの学習を通じ,職業人としての基本的姿勢を習得する。(別紙インターンシップカリキュラム参照)4.インターンシップ課題 インターンシップでは,次の課題に取り組むこととした。島根職業訓練支援センターにおいて事前調査を行ったデータをもとに課題を準備した。課題について必要な情報は島根職業訓練支援センター職員に質問をしたり,インターネット調査,ヒアリング調査を行って確認をして進めることとした。取り組んだ課題は次のとおり。(基礎コースチーム課題)① 簿記やパソコンを中心としたコースが多数であるが,他の分野のコースも必要ではないか。② 受講者をみると20代から30代の人の割合が減少している。20代から30代までの年代の受講者の割合を増やせないものだろうか。③ 定員数を充足しないコースもみられるが,もう少し充足率をあげられないだろうか。(実践コースチーム課題)① 地域のニーズを探る会議で情報系のコースを実施してほしいという要望がでた。② 企業ヒアリングをしたところ次のような課題が明らかになった。・若年者の流出が続き,県内で人材を確保する場がなかなかないためコストをかけて遠方で採用活動をしている・仕事は順調に伸びているが,プログラミングできる人材が不足しており,多くの仕事を受けられない状況である・若年者に情報系はキツイなどのイメージがあって,応募者が少ないと予想される・採用してもなかなか人材が育たない・新入社員を採用しても教育をする余裕がない(資金的,時間的,人的面で)③ 島根県・松江市はRubyという言語の開発者の在住地(松江市名誉市民)であり,地域振興でシステム開発等の企業誘致や情報産業振興の動きがある。④ 受講者確保が難しいことから求職者支援訓練では,情報系コースを実施した実績がない。5.インターンシップの実施概要5.1 参加学生への説明内容 求職者支援制度とは,雇用保険を受給できない求職者の方が,職業訓練によるスキルアップを通じて早期就職を目指すための制度で,受講料無料の職業訓練である求職者支援訓練が提供される。この職業訓練は,雇用保険を受給できない求職者の方などを対象として,民間訓練機関が厚生労働省の認定を受けた職業訓練を実施するもので,次のようなコースを設定している。① 基礎コース:多くの職種に共通する基本的能力を習得するためコース

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