職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.49 2014年1号 通巻第275号
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-31-実践報告際に回転ができるどうか検証するためにワイヤー放電加工機で製作したものを図8に示す。滑らかに回転できること確認した。 さらに図9に実際にサイクロイドポンプを製作した事例を示す。内歯車の歯数15枚,外歯車の歯数14枚,転がり円の半径5mm。したがって偏心量は10mm。サイクロイド歯車の製作は,表計算ソフトとCAD/CAMを用いて,NCプログラムを作成し,NCワイヤー放電加工機により加工している。 このポンプは,教材として使えるようにポンプのハウジングカバーをアクリルで製作し,歯車の動きと流体の流れが観察できるようにしている。そのため,カバーは撓みやすいので,ポンプとして機能させるためには,ハウジングのシールドが重要でシール用のパッキンと締め付けボルトの本数が重要となる。4.サイクロイド減速機の製作4.1 サイクロ減速機の原理 サイクロ減速機は,遊星歯車減速機と同様な動きをすることから,はじめに図10に内歯車を用いた遊星歯車減速機の原理図を示す。図のように内歯車(歯数Z1枚)は固定され,腕を回転すると遊星歯車(歯数Z2枚)が回転しながら内歯車と噛み合いながら転がる構造である。遊星歯車の回転数と腕の回転数の関係をのり付け法で求めると,表1のように求められる。表から腕の回転数をN1rpm,遊星歯車の回転数N2rpmとすると,次式で関係が示される。      Z1   Z2−Z1 N2=(1−|)N1=(|||)⑵      Z2    Z2図9 サイクロイドポンプの製作事例(資料:京都職業訓練支援センターの飯塚真次氏提供)図8 トロコイド歯車(資料:京都職業訓練支援センターの飯塚真次氏提供)図10 遊星歯車の原理

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