職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.49 2014年1号 通巻第275号
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-37-実践報告用した演習になったが,今後,志望企業の情報収集を行ううえで良い経験になったと思う。2.2.3 エントリーシートと履歴書の書き方 エントリーシートの設問は主に,自己PRや志望動機,キャリアデザインを問うものと,発想力や思考力に関する論文等に分けられる。 まず結論を始めに書き,次に理由を具体的に述べることや,調べたり準備した熱意が伝わるように書くことなど書き方について授業を行った⑶,⑷。その後,「自己PR」か「学生時代に最も辛かった経験とその際の対処方法」のどちらか1つを選んで400字にまとめる演習を行う。提出されたシートは,主張がわかりやすく熱意が伝わるところは評価し,書き足りないところや誤字脱字は指摘して返却した。 当校の履歴書には,図1のように多くの記入欄がある。「自己PR」と「志望動機」をメインに志望企業が求めるコンピテンシーを意識しながら書くこと,志望企業での10年後,20年後の自分の姿も想定したうえで書くこと,各項目の内容がかぶらないように書くこと等を伝えた。2.2.4 グループ面接 グループ面接のビデオを20分程度見た後,グループ面接の練習を行った。初めて会う人や他分野の人にも自分の勉強してきたことを説明できるようにするため,3科の学生を混ぜて8〜9名のグループに分けた。グループごとに,面接官3名と応募者3名,観察者2〜3名のように役割を振り分け,グループ面接の練習を行った。面接官役の学生は,応募者役の学生があらかじめ記入したジョブカード(長所や進路の希望)を見ながら質問する。1回10分程度の面接の後,観察者,面接官,応募者の順に振り返りを行い,改善点や感想を応募者役の学生にフィードバックする。授業担当者やアドバイザーがファシリテータとなり,タイムコントロールやフィードバックのまとめを行った。役割を変えてグループ面接を3回繰り返し,授業を終えた。 質問に対する答えの的確さから応募者の表情や気づかない癖まで,さまざまなフィードバックが観察図1 履歴書

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