職業能力開発技術誌 技能と技術 Vol.49 2014年1号 通巻第275号
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-6-技能と技術 1/20141.はじめに 当九州職業能力開発大学校をはじめ,全国の職業能力開発大学校(以下能開大と略す)および附属の短期大学校(以下能開短大と略す)15校において2012年度より「電気エネルギー制御科」(専門課程2年)が新設され,2014年度に当校を含む全国の能開大で「生産電気システム技術科」(応用課程2年)の立ち上げが予定されている。 この電気関連新科の立ち上げに関しては,専門課程である「電気エネルギー制御科」と応用課程である「生産電気システム技術科」のカリキュラムを4年一貫教育訓練として考えるとともに,専門課程で卒業する学生の仕上がり像も確立すべく検討を重ねてきた。 全国的には大学校カリキュラム検討委員会(以下大カリと略す)で数々の検討を行い,また,九州ブロックとして当校と川内能開短大および沖縄能開大も含めた九州ブロック大学校等業務推進検討会(以下ブロック検討会と略す)での議論を重ねたなかでの2012年度の「電気エネルギー制御科」の立ち上げを迎えた。 2014年度には応用課程である「生産電気システム技術科」の立ち上げが予定されているが,専門課程の「電気エネルギー制御科」の立ち上げ準備に係る取り組みについて紹介する。2. 電気系新科設立の経緯2.1 新科設置の社会的背景 小泉政権末期の2006年6月に発表された新経済成長戦略の中で,「環境・エネルギーに関するイノベーション」が打ち出され,その後,現在に至るまで政権が交代しても,常に経済成長戦略の中に「環境・エネルギーに関する技術」が,今後の日本の経済戦略として必要であると認識されている。 このようななか,「環境やエネルギーに関するイノベーションに対応できる人材の育成」が急務であり,電気関連の専門課程および応用課程の設置に係る検討が2008年度より開始された。2.2 新科設置に至る取り組み 電気関連新科設置にかかわる準備は表1のように,2008年度より全国的には大カリで,九州ブロック内の取り組みとしてはブロック検討会を重ねて取り組んできた。 また,新科の設置に向けて担当職員の研修も実施概要 高齢・障害・求職者雇用支援機構が設置運営する全国の職業能力開発大学校および職業能力開発短期大学校において,専門課程である「電気エネルギー制御科」が平成24年度より新設され,平成26年度には応用課程「生産電気システム技術科」が新設予定である。ここでは専門課程「電気エネルギー制御科」の新設に当たり,設立における検討の経緯について紹介する。*電気エネルギー制御科電気エネルギー制御科の立ち上げについて  訓練科,訓練コースの運営における取り組み 1九州職業能力開発大学校秋好 政徳*

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